どうもカズPです!
今回入ってきたローンチ案件、ちょっとビックリしてしまいました。
何故なら、私も以前その方のスクールに入会していたからです。厳密にいうと、その方の教え子(間山校長)が開校した『中国輸入ビジネススクール(通称、在中)』に在籍していました。
その方というのが『鈴木正行』氏です。
その『鈴木正行』氏が今回立ち上げたのが、中国輸入『在宅自動収入キット/自動収入ビルダーズ』です。
中国輸入スクールの『新規募集は今後一切しない』と数年前に宣言していたのですが、『中国輸入』を再開させたようですね。
果たしてどんなコミュニティーなんでしょうか。何かリニューアルでもされたのでしょうか。リサーチしたいと思います。
Contents
鈴木正行の『在宅自動収入キット/自動収入ビルダーズ』とは?
■1日1時間で自動収入を構築
■月500万円~1,000万円も目指せる
■全てが在宅パソコン1台で完結
■毎月100万円の自動収入
■知識・経験・スキル一切必要ナシ
■3,000名以上の圧倒的実績
引用元:https://lightn.jp/suzuki/lp/lp2n/
今回の『自動収入ビルダーズ』も中国輸入のコミュニティーです。
中国輸入の仕組みをざっくりと説明すると、中国のECサイト『タオバオ』で商品を探し、代行業者を使い発注、検品、日本に発送してもらい、日本のAmazon(アマゾン)で販売していく流れです。ヤフオク、メルカリに出品する方もいますね。
『淘宝(タオバオ、Taobao)』とは、中国最大のオンラインショッピングサイト。中国のオンラインショッピング市場シェアの約70%を占めています。
2009年6月30日時点で、ユーザー数は1億4,500万人、2009年上半期の取引総額は809億元(約13,753億円)。
最初に言っておきますが、『在宅自動収入キット/自動収入ビルダーズ』は詐欺ではありません。『月500万円~1,000万円も目指せる』というのも嘘ではありません。実際に稼いでいる人がいるのも事実です。
ただ、相当の覚悟がいります。楽ではありません、むしろ難しいです。
私が中国輸入スクールに在籍していた時、3人の講師がいて、それぞれチームがあり、各チーム20数人ぐらいの参加者、私の代はトータルで70名弱ほどいましたが、4ヶ月後の卒業時に、30万円以上売り上げ(利益ではありません)があったのは10名もいませんでした。ちなみに私の卒業時の売り上げは月130万円ほどで、順位は全体の2位でした(笑)。
中国輸入は、途中で挫折して辞めてしまう人がかなり多いのです。
在学中、4回リアルセミナーがありましたが、回を重ねるにつれ、参加者が減っていきました。実際、最後の卒業式には、40名ぐらいしか参加していませんでしたね。ちょっと寂しかったのを今でも覚えています。
そりゃそうですよね、『誰でも簡単に100万円稼げる』と聞かせれ、高い参加費を払ってまで入会したのに、簡単ではないのですから。しかも稼ぐまでの道のりが大変です。向いていない人には本当に辛い作業でしょう。
ですので、『鈴木正行』氏が動画の中で、『誰でも簡単に自動で100万円稼げる』と繰り返し言っているのを見て、正直ガッカリしました。『まだ同じことを言っているな』と。
例えば、同じ商品が『タオバオ』では安く仕入れられると説明していますが、
日本で2,068円で売られている魚のルアーを『タオバオ』で27.5元≒550円で仕入れられれば、『価格差』は1,518円ですが、これは『利益』ではないのです。
実際には代行手数料、検品、国際送料、関税、出品手数料、売上手数料、広告費、諸々かかります。
何故、『価格の差額』だけを『利益』だと説明するのでしょうか。。
中国輸入はこの諸経費の計算が本当に難しいのです。その辺り一切説明しないのは、誠実ではないと感じました。
物販は、利益計算、資金管理、在庫管理が一番難しいところです。これは実践した人にしかわかりません。
中国輸入には必須の『代行会社』
さらに、中国輸入を成功させるために一番重要になってくるのが『代行会社』です。
私の体験談も踏まえ説明させて頂くと、
『鈴木正行』氏は全く触れていませんが、『タオバオ』で仕入れをするのは、アナタではありません。アナタが選定した代行会社のスタッフです。
日本人個人がタオバオで注文しようと思えばできなくもありませんが、届く商品はまず不良品か粗悪品でしょう。商品画像と全く違う商品が届くこともざらにあります。
問い合わせはチャットがメインですが、相手は中国人ですので、もちろんやり取りは中国語になります。返品しようにも対応もしてくれないでしょう。文化の違いを感じる部分です。
例えば、同じ商品でも、商品検索をすると上記の通り、ものすごい数の商品が出てきます。
同じ商品なのに、何故このようなことが起こるのか。
それは、その商品が売れるとわかると、各中国の工場が商品画像を元に独自でその商品を製造するのです。中国は本当にコピー大国で、何でもコピーされています。
上の商品も元々はどこかのブランド会社がオリジナルで作ったものを次々とコピーされてしまったのでしょう。
ですから、商品画像は同じでも全くの別物なのです。どの商品が一番商品画像に近いのかを見極めなければなりません。だからこそ『代行業者』が必要なのです。
今では優良な代行会社もいくつかあります。ただ、いくつかです。一見安そうに見えても、追加料金がやたら高かったり、ちゃんとしていない代行会社はたくさんありますね。
契約をすると、大抵専属のスタッフがつきます。スタッフはほとんどが現地中国人です。日本語レベルは、人それぞれですかね。うまい人もいますが、うーんってスタッフも中にはいます。
優良なスタッフであれば、アナタの要望通りに商品を探し、発注してくれ、仕入れ店舗に問い合わせもしてくれます。
そして中国にある代行会社に発注した商品が届いた後は、検品をし、商品画像と違ったり、商品に不備があれば、返品対応もしてくれます。ただ、ちゃんと検品の指示しないとここでも痛い目に会います。日本に商品が届いたときにその酷さにびっくりします。
いくら代行会社が良くても、結局、自分の担当したスタッフ次第になってしまいます。ちゃんと対応してくれないスタッフもやはりいます。時間をかけて教育したスタッフが突然辞めてしまうことも良くありましたね。
これだけ聞いても中国輸入をやる上で、代行会社を使うことがどれだけ大変で大事かお分かり頂けるのではないでしょうか。
しっかり対応してくれる代行会社であれば、それだけランニングコストもかかってきます。
商品ひとつ発注するだけでも、これだけ大変なのです。
さらにこの後、中国から日本に商品を発送しなければなりません。ほとんどの場合が航空便です。インボイスの作成は代行会社スタッフがやってくれますが、しっかりと自分の目で確認もしなければなりません。インボイス次第で税関、関税も変わってきます。
昨今は新型コロナウイルスの影響で、関税もスムーズには通らないでしょう。日数、国際送料もかかります。そして高い関税も払わなければなりません。
そして、商品が自宅もしくは指定の場所に届いてから、自分の目で1品1品検品、商品バーコードを貼り付け、そしてAmazon倉庫へ納品です。
中国から直接Amazon倉庫へ納品もできなくもありませんが、幾ら代行会社に検品をお願いしても、不良品が混ざっているのが現状です。またラベルに問題があったり、何かしらもトラブルも多いです。
Amazon倉庫は不良品は一切受け付けてくれませんし、不良品や不備の累積が貯まるとペナルティーも食らいます。最悪FBAが使えなくなりこともあります。
これはあくまで、仕入れ→納品までの流れであって、実際中国輸入をやるとなると、売れる商品の選定、ページ作成、広告出稿、売上管理、在庫管理、顧客対応、挙げればキリがありません。
どうですか、これだけ聞いてもまだ簡単に稼げるビジネスだと言えるでしょうか?
『在宅自動収入キット』の2つの道具!?
『お宝カンニングサイト』とは!?
『在宅自動収入キット』には2つの道具があると言います。
一つ目が『お宝カンニングサイト』です。Amazonで売れそうな商品を予めリストにして、教えてくれるものです。
ただ、これ私が在学中もありましたが、全然使えませんでした。『どこにも出回っていないので、初心者はまずこのリストにある通りに仕入れて売れば儲かる』と言いますが、メンバーが100人いれば100人が同じ商品を取り扱うことになるのです。
これのどこがブルーオーシャンなのでしょうか。。
このリストは、ヤフオクで良く売れている商品の中でアマゾンでまだ販売されていない商品が並べられたものです。このやり方、数年前まで私が在籍していた時と全く変わっていないですね。アマゾンは頻繁にアップデートしています。昔と同じ手法が今も通じるとは思えません。
『簡単構築テンプレート』とは!?
『簡単構築テンプレート』とは、在宅自動収入を構築できるテンプレートとの説明だったので、アマゾンへの大口出品についての手順マニュアルかと思われます。
ただ、アカウント開設はアマゾンもしっかりサポートしていますし、それほど難しいものではありません。
アマゾン販売で一番重要なのは、『ページ作成』です。そこは手間暇をかけなければなりません。国内でもこれだけの大きなマーケットです。ただ出品していても埋もれてしまうだけです。
そこで商品名、商品画像、商品説明文、詳細など、SEO対策もしないと検索結果にも表示されません。もっと高度なことを言うと、広告を使わなければ、売上を伸ばすこともできません。
その辺りの説明は一切なく、『アカウントを開設すればもう自動販売機の如く稼げるようになる』との印象を与えるのは、見ていて残念で仕方ありませんでした。
さらに、もう一つ気になることを『鈴木正行』氏は言っていましたね。
『アマゾンは配送もクレーム対応も返品対応もすべてやってくれる。』
いやいや、FBAを使っていれば、商品はアマゾンが配送してくれますが、クレームや返品対応はすべて店舗が対応しなければなりません。
『鈴木正行』氏はアマゾン販売のこと、実はよくわかっていないのではないでしょうか。。
特定商取引法に基づく表示は?
今回一番ショックだったのが、『鈴木正行』氏が『株式会社BANKER6』と手を組んだことです。
『株式会社BANKER6』の商材は下記にある通りです。どれも評判は良くありません。
代表者は、おなじみの下田隆、販売事業者所在地は、愛知県名古屋市名駅2丁目9–14 第15平松OFFICE3F、今回も電話番号の記載はありますが、メールアドレスの記載はありませんでした。
販売価格帯0円とありますが、『在宅自動収入キット/自動収入ビルダーズ』は無料ではありません。高額です。
『398,000円』(税抜)です。
また、『鈴木正行』氏は、『ノーリスク』『誰でも稼げる』と宣言していましたが、特定商取引法に基づく表示は、『本商品に示された表現や再現性には個人差があり、 必ずしも利益や効果を保証したものではございません。』と記載がありました。どちらですか?
さらに、『鈴木正行』氏は『全額返金保証』と案内していましたが、特定商取引法に基づく表示には、『返金』の記載が一切ありませんでした。
この『全額返金保証』はマニュアル通りにやって1円でも稼げなかった場合のみです。つまり1円でも稼げたり、マニュアル通りにやらなかった場合は返金対象外です。
まとめ
物販、特に中国輸入は本当に難しいビジネスです。稼いでいる人もいるのも事実です。しかし、ご説明させて頂いた通り、生半可な気持ちでは稼げません。
そして継続させることです。それはどのビジネスにも言えます。
ある程度売り上げができれば、それぞれのパート、商品リサーチをする人、発注する人、商品ページを作成する人、代行会社に指示する人、商品を受け取り、アマゾン倉庫へ納品する人、顧客対応、広告戦略できる人、資金管理、在庫管理できる人、これらをすべて外注化できれば、自動化、不労所得のようなこともできるでしょう。
しかしそこまでに行くには相当の覚悟と行動力が必要です。
もし私はまた中国輸入をやりたいかと言われたら、『やりたくありません』と答えるでしょう。
中国輸入は、資金はもちろんですが、頭も体力も使います。あの作業をまたやると思うとゾッとしますね。
私は中国輸入を辞めた後、様々な副業を体験しましたが、FXが一番元手がかからず、しかも安定的に稼げています。
私も、FXは敷居が高く、知識や経験がないと稼げないものだと思っておりました。自分とは無縁だと思っていました。
しかし、FX初心者の40代のおっさんでも初月からFXで稼げるようになったのです。
何故、そんな知識も経験もない私でも勝てたのか?
それは、FXの中でも、『勝てる自動売買システム(EA)』を使ったFXシステムトレードだったからです。
私は師匠から、その『勝てるFX自動売買システム(EA)』を教えて頂きました。
定年まで残り20年を切り、自分の身は自分で守らなければと、私は副業を始めました。
もう少し生活にゆとりが欲しい、お小遣いを増やしたい、もっと稼ぎたいと思われる方の気持ちは痛い程わかります。実際に私がそうでしたから。
『自動売買システム(EA)』は高額と思われる方も多いと思いますが、実は、無料で始められる『自動売買システム(EA)』もございます。
他の記事でも書かせて頂きましたが、『BEAST(ビースト)』というFXEAが私の初めてのFXシステムトレードでしたが、初心者の私でも勝てました。
そしてさらにそれを改良したのが、『BEAST+(ビーストプラス)』です。
FXは誰でも始められてもっと身近なものだと知って欲しいという思いで、このブログを立ち上げました。
些細な事でもかまいません。副業についてのお悩みでもかまいません。
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