どうもカズPです！
ここ数年前からPayPay、LINE Pay、auPAY、楽天ペイ、メルペイなど、何々Pay（ペイ）とやたら聞くようになりました。
現金や財布を持たずとも、電子マネーやスマホ決済、クレジットカードで支払える『キャッシュレス決済』。
しかもただ単に支払えるだけでなく、さらにポイントももらえるのです。
2019年10月～2020年6月、経済産業省が『キャッシュレスポイント還元』と称し、現金以外のキャッシュレス決済を行ったときに、大々的に高額のポイントを消費者に還元しました。
ひと昔前であれば、ポイントと言えば、TSUTAYAのTポイントぐらいしかありませんでしたが、今ではコンビニでも様々な決済が使え、しかもポイントが付くようになりました。
実際にそのポイント分を貯めたり、また利用もでき、すごくお得になったと思っていましたが、まさかそのポイントを利用したビジネスがあるとは思っていませんでした。
杉浦礼の『100万円カンニングペーパー』を使えば、文字通り100万円、もしくはそれ以上を簡単に稼げるというのです。
『カンニングペーパー』と聞くと、どこか怪しい感じがしますが、ポイントを利用し、本当に100万円以上も稼げるのでしょうか。検証したいと思います。
Contents
杉浦礼の『100万円カンニングペーパー』『杉浦式プラチナコンサル』とは？
引用元：https://sakamoto999.com/100kanpe/w-fn1/
引用元のLPによると、
■毎月安定して100万円以上稼げる
■完全にノーリスク、保証付き
■知識、経験、スキルは一切不要
■スマホ、PC、タブレットのどれか1つで簡単に稼げる
■ポチポチスマホで作業するだけ
杉浦礼の『カンニングペーパー/裏カンニングペーパー』通りにポイント活動（ポイ活）すれば、毎月100万円以上稼げるのだというのです。
杉浦礼が手取り足取り、マンツーマンでこのポイントせどりを教えてくれるのが、『杉浦式プラチナコンサル』です。
ではどうやって稼ぐかというと、『物販』、その中でも『アマゾン（Amazon）物販』がターゲットだそうです。
『カンニングペーパー』を頼りに、楽天や他のインターネットサイト、リアル店舗で仕入れた商品を、Amazon倉庫（FBA）に送り、Amazonで販売する手法とのこと。
では、普通の物販とこの『カンニングペーパー』を使ったポイント物販、何が違うかというと、『ポイント＝現金』の考え方です。
例えば、動画内で紹介されていたとある商品、仕入れは40,590円で販売価格は36,500円なので、売れたとしても-4,090円の損失です。
しかし、ポイント物販の理論でいうと、ポイントが27%付与されるので、10,959ポイントも利益と考えるのだとか。
そうすると、この商品を10台販売できれば、総利益は『66,990円』になるそうです。
うーん、本当にこの理論は正しいのでしょうか。そもそも27%も付与してくれる店舗などあるのでしょうか？
楽天で実際に調べましたが、そんなに高額なポイントを付与している店舗はありませんでした。
さらに、杉浦礼は、動画の中で、楽天は月に5回ほどポイント20倍以上のキャンペーンを開催していると説明していましたが、確かに楽天では毎日何かしらキャンペーンはやっていますが、ポイント20倍以上のキャンペーンは月5回も見つけられませんでした。
『100万円カンニングペーパー』の懸念点①
『100万円カンニングペーパー』の懸念点はいくつかありますが、まず、メンバー全員でこの『カンニングペーパー』を共有するのですから、当然、狙う商品も同じ、仕入先も同じになります。
メンバーが100人いれば、100人同じ商品を同じ仕入先で仕入れるわけです。
つまり同じ商品の取り合いになるわけです。
ではどこで差別化するか？
Amazonでの販売価格を安くするしかありません。
これでは、利益が出るわけありません、メンバー全員が負けじと価格を下げるわけですから。
動画の中で、『100万円カンニングペーパー』は飽和しない、何故ならメンバーそれぞれが自分で商品を探すからと説明していましたが、それはそれで、また矛盾が生じます。
何故なら、『リサーチは必要ない、カンニングペーパーがあるから』と力説していたではありませんか。辻褄が合いません。
どこが『完全ノーリスク』なのでしょうか。
『100万円カンニングペーパー』の懸念点②
また、動画の中で、アマゾンは商品登録が簡単だと説明がありましたが、そんなことはありません。
これだけの巨大なプラットフォームですから、商品ページをしっかりと作りこまないと商品は埋もれてしまいますし、露出させたいのであれば、広告も必要になってきます。
また、仕入れた商品はそのままFBA倉庫に転送すれば良いだけなどと言ってましたが、杉浦礼は、本当にFBA倉庫に納品したことがあるのでしょうか。
FBA倉庫に商品を納品するには、商品ひとつひとつにバーコードを発行し、さらにバーコードシールを貼らなければなりません。
さらに、FBA倉庫は不良品も受け付けてくれないので、発送前に商品ひとつひとつ検品も必要です。
私も嫌というほど経験しましたが、FBA倉庫に納品も相当手間です。慣れないうちは相当戸惑うでしょう。
『100万円カンニングペーパー』の懸念点③
『杉浦式プラチナコンサル』は無料ではありません。
しかも『348,000円』（税込）と高額です。
即金性があり、すぐに元は回収できるようなことも説明していましたが、『100万円カンニングペーパー』自体が稼げるという証拠もありませんし、私はリスクの方が高いと感じました。
『杉浦礼』とはどんな人物？
このポイントせどりで、年商1.5億円を稼ぐという杉浦礼。
物販歴は8年で、今までに教えて来た人数はのべ1,300人以上だそうです。
LPや動画内では、『ポイント業界のレジェンド』と呼ばれていると紹介がありましたが、私が調べた限り、杉浦礼を『ポイント業界のレジェンド』と呼んでいる人はいませんでした。
また、『100万円カンニングペーパー』『杉浦式プラチナコンサル』で稼げたという情報も皆無でした。
年商1.5億円で、月利は200万円以上とのことですが、月商1,000万円以上も売り上げがあるにも関わらず、200万円の利益しか出ていないのであれば、利益率はけして高くはなく、この数字を見るだけでも、物販は、資金ありきだと数字が証明しています。
200万円の利益を生むには、1,000万円の売上を作らなければならないのです。
また、インターネットで調べていると、杉浦礼は過去に、同じようなポイントせどりの『ポイント・ノウハウ 令和絶対マスターコース』という動画を『14,800円』で販売していました。
他にも『ポイントリッチ物販スクール』（合同会社ボトムケープ）という電脳せどりの情報商材も販売していたようですね。
ただ、どれもレビューは皆無で、インフォトップでも販売していたようですが、全然売れなかったようです。
そしてさらに驚いたのが、『PMP（ポイントマスタープログラム）』で、コンテンツ自体は、『100万円カンニングペーパー』『杉浦式プラチナコンサル』と瓜二つ！
進行役のナビゲーターが違うだけでほぼ同じプロダクトローンチで販売LP、動画もそっくりでした。
借金を背負って家族に迷惑をかけたと泣き出すくだりも同じでした（笑）。
https://sakamoto999.com/100kanpe/sl/
『100万円カンニングペーパー』についても触れられていて、サービス内容や特典も同じなのに、『PMP（ポイントマスタープログラム）』は何故か『月額980円』（税込）でした。
『348,000円』の『杉浦式プラチナコンサル』と比べると破格のプライスですね。今もまだ募集しているのでしょうか。販売ページはありました。
謎のナビゲーター『西まさみつ』とはどんな人物？
ネットで調べてみると、『西まさみつ』の評判も良くはありませんね。
彼を良く知る人物からは、『土屋ひろしの飼い犬』『遅れてきたネオヒルズ族』などとも呼ばれているようです。
土屋ひろし（土屋博嗣）とは師弟関係なのか、土屋ひろしが作った『株式会社HTホールディングス（旧・有限会社アクロサーブ）』の社員として働き、別会社『アクションブランディング株式会社』では社長も務めていたようです。
また、この『100万円カンニングペーパー』など、多くのプロダクトローンチにインタビュアーとして多数出演しています。
阿部ダイジロウ（阿部大地郎）の『THE CREST（ライセンスプラス）』という何もしなくてもお金がもらえる系ビジネスにも出演していました。
この案件も実際は全く稼げないどころか詐欺案件だとの情報でした。
また、渡辺雅典（パンダ渡辺）の『WE HAVE A DREAMプロジェクト』というこれまた怪しそうな、簡単に誰でも稼げる系の案件にも絡んでいました。
この案件も高額塾への高額バックエンドだと相当批判を浴びたようです。
他にも色々な怪しい案件に出演していたことが判明しました。
特定商取引法に基づく表記
販売事業者の『株式会社BANKER6』ですが、どこかで見覚えがあると思ったら、少し前に記事を書いた、もりぞーの『在宅くんプロジェクト（在宅収入クラブ）』と同じ販売事業者です。
運営統括責任者の『下田隆』も、販売事業者所在地、電話番号、メールアドレス、すべて同じでした。
この『株式会社BANKER6』ですが、調べれば調べるほど、評判が最悪なのが判明しました。
下田隆の株式会社BANKER6は詐欺に違いないので注意喚起します。資産90億をばらまくとか、1000万円を抽選でばらまくとか、全部嘘ですよ。騙されないようにご注意ください。
『返金条件』には、『1円以上稼げない場合』とありました。あれだけ、絶対に稼がせる、完全ノーリスク、保証付きと謳っておきながら、1円以上稼げたら返金対象外とは矛盾しまくりです。
さらに、『100万円カンニングペーパー』のURLで使われている『sakamoto999』で調べると、『在宅くんプロジェクト（在宅収入クラブ）』をはじめ、これまた評判の悪い案件ばかりが出てきました。
まとめ
今回は、杉浦礼の『100万円カンニングペーパー』について、調査しました。
ポイントせどりについては、確かに今時の情報で、やり方によってはビジネスでも面白いと思いましたが、私は、杉浦礼の『100万円カンニングペーパー』はおすすめしません。
杉浦礼や『100万円カンニングペーパー』の信憑性もそうですが、関わっている人物や団体の評判も最悪で、信用できません。
実際に騙された人も多数いるようです。
こういう怪しい案件を見る度に、このブログでは、『本物』の情報だけを発信しなければとふんどしの紐を締め直す思いです。
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